ペットの病気

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猫白血病とは

猫白血病とは

猫白血病とは

猫白血病は唾液、尿、涙液、母乳、血液そして胎盤を通じて感染します。空気感染はあまり多くなく、体をなめあったり、感染している猫ちゃんと同じ食器を使ったりすることでも感染する可能性があります。このウイルスは唾液に多く存在します。外出自由の猫ちゃんは室内飼いの猫ちゃんより感染率が高く、これは猫ちゃんの飼い主様に室内飼いをすすめる、ひとつの理由です。地域差もありますが、野良猫の約半数が感染しているという報告もあります。

統計によると、日本の猫ちゃんは約3〜5%が猫白血病ウイルスに感染しているといわれています。そして病気の猫ちゃんは、約15〜20%が猫白血病ウイルスを保有しているといわれています。猫白血病に感染しているかどうかは、検査キットを使用した血液検査で調べることが可能です。所要時間は約10分で、院内で検査できます。

猫白血病は4種混合ワクチンを接種することで予防ができます。なお、3種混合ワクチンでは猫白血病を予防することはできません。

猫白血病ってどんな病気?

猫白血病感染の特有の症状というのは特にありません。
しかし、ウイルスにより免疫力が低下するため、いろんな病気にかかりやすく、また治りにくくなります。猫白血病に感染している猫ちゃんによくみられる症状としては「貧血」「下痢が続く」「口内炎が治らない(難治性口内炎)」「病気や傷が治りにくい」など様々です。

感染した猫ちゃんの50〜70%が感染後2〜5年以内に死亡する場合が多く、特に子猫の場合は発症しやすく死亡率も高いといわれています。猫白血病そのものを治す治療はありませんが、猫白血病に感染したために起こるその他の症状は、適切な治療を施せば回復が可能なものもありますので、あきらめずに治療していきましょう。

猫白血病に感染してしまったら

猫白血病に感染しているとお知らせした際に一番多く寄せられるご質問は、“うつりますか?”です。猫白血病は人間の白血病とは異なるため、人にうつることはありません。猫白血病は母猫からの感染は防ぐことはできませんが、生まれてからの感染はワクチンで予防してあげられる病気です。

感染が確認されたら…

・他の猫ちゃんへの感染を防ぐため、お外には出さない。
・病気が治りにくいので、他の病気に感染したり、怪我をしたりしないためにもお外に出さない。
・できるだけストレスをためずに過ごせるように心がける。
・感染しても症状が出ないことも多いので、常に注意して猫ちゃんを観察する。
・健康状態に変化が無いか定期的に健康診断を受ける。
・貧血に注意する(歯ぐきがいつもより白っぽくなったら要注意です)。
・体をよく触り、何か変化が無いか注意する(リンパ節のシコリには気をつける)。
・腎臓・肝臓の機能低下に注意する(可能であれば定期的に血液検査をしてください)。
・同居猫がいる場合は、必ずウイルス検査を受け、陰性ならワクチン接種をする。


いつも一緒にいるとなかなか変化には気づきにくいため、定期的に健康診断を受けましょう。

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